私の心がけというか癖なのですが、娘にしてもらいたいことは、「◯◯して」ではなく「◯◯する?それとも△△する?」と選択肢を伝えて決めてもらうことが多いです。
名づけて「AプランBプラン作戦」
AプランでもBプランでも私の思惑通りなので、なんかズルイ気もするのですが、それでも「娘が自分で決めたこと」は意欲が違うと思うのでよくやってます。
AもBも嫌と言われたら、ひとまず理由と私の気持ちを伝えるようにはしてます。あとCプランを提示したり。問答無用はなるべく避ける。
どうしても時間ないときは、強制しちゃうときもあるけど、できるだけ避けてます。
娘が薬を飲みたがらない
今日、小児科で扁桃腺炎と診察されてもらってきた薬を、娘が飲まないと言いました。
ゼリーを食べたら薬を飲む案を出したものの、娘はNO。
(こんな言い方したくないのですが)「じゃあゼリーは無しだよ」と言っても、娘は「ゼリーは食べるけど薬は飲みたくない」と言います。
「薬を飲んだ方が早くしんどいのが治ると思うし、お母さんは薬を飲んでほしいと思ってる」と伝えましたが平行線。
「じゃ、とりあえず寝てみてまた考える?」と言うと娘はうなずきました。ゼリーにもそこまでこだわらず、娘は眠りにつきました。
起きてきた娘
スッキリ起きてきた娘は熱が平熱に。そしてゼリーではなく、アンパンマンのグミを食べたいと言います。
「いいよ、アンパンマンのグミ食べたら薬飲む?」と聞くと、こくんとうなずきました。気分が変わったようです。
ところが、娘のほうから「薬飲んでからアンパンマングミ食べる」と言ってきたのです。
え?いいの?
「お楽しみを後に取っておきたい」というのは、よくあることかもしれませんが、娘が自分からこんな提案してきたのは初めてなのです。
「お母さんだったら絶対先にグミ食べたいって言っちゃうのに偉いね。尊敬する」と伝えました。(「尊敬する」はよく使う言葉です)
そのあと薬の飲み方で一悶着ありましたが(つ、つかれる)、なんとか薬を飲んで水をガブ飲みする娘。そして、嬉しそうにじっくりとアンパンマングミを食べていました。
提示された選択肢からの選択とはいえ、自分で決める癖をつけた結果なのかな
「一方的な指示を聞くのが当たり前だと、それが自動化して自分で考えなくなる」と思っているので、常日頃から多少時間がかかっても選択肢を提案してます。
選択肢からの選択とはいえ(どっちも私の思い通りだから罪悪感はありますが)自分で決める癖をつけているから、娘が「こうしたい」と言えるようになったのかな、と思いました。
わかりませんけどね。指示を聞くのが当たり前でも、だからこそ「ここは、こうしたい」と言う子もいると思うし。
私としては、他人の顔色を読みすぎて自分のしたいことがわからなくなるよりも、多少衝突があっても「こうしたい」と言えるほうが、娘のためにも周囲のためにも良いと思ってます。
衝突があっても、そのあとお互いどうすれば心地よいのか話し合えばいい訳だし。そうやってヨノナカは発展していくのだと思う。
こうやって「自分で決める子になってほしい」と言いつつ、なんだかんだ強制してると思うので、ごめんと思いつつ、できるだけ気をつけて、そのために時間を確保したいと思います。