歯を磨くときは、歯ブラシだけじゃなく、歯間ブラシとデンタルフロスも使うべし

thumbnail.jpg

3ヶ月前から、歯を磨くときは歯ブラシだけでなく、歯間ブラシとデンタルフロスも使ってます。

結論から申し上げましょう!

あなたが歯を磨くとき、もし歯ブラシしか使っていないのなら、今すぐ歯間ブラシとデンタルフロスも使いましょう!

以上!記事終わり!

終わり、というわけにもいかないので、その理由

理由を言いますと、歯ブラシだけだと歯の汚れが61%しか落ちないからです。

実は歯ブラシだけでは歯垢が約61%しか落とせていないのです。歯ブラシでは落とせない歯と歯の間をデンタルフロスで落とすことによって79%、歯間ブラシで85%の歯垢を落とせるようになります。残りの15%~20%は歯医者でクリーニングが必要です。特に歯周病で歯茎が下がり始める30代以降は歯間ブラシがお勧めです。

引用元:歯の隙間にはこれ!歯医者が歯間ブラシを勧める3つの理由

歯間ブラシとデンタルフロスに出会った私の経緯

生まれて36年間、ずっと歯ブラシだけで歯を磨いてきました。

出産後半年経って、虫歯を治すために歯医者さんに行くと、治したかった虫歯以外にもたくさん虫歯が見つかってしまいました。

一通りの治療が終わるまでに、ほぼ毎週通って3ヶ月ほどかかってしまいました。

最後に歯石を取ってもらったのですが、「歯茎が腫れてるせいで歯石が取れなかった部分があります。3ヶ月後に来てもらったときにまた取ります。歯みがき頑張ってくださいね」と言われました。

そのとき勧められたのが歯間ブラシとデンタルフロスでした。

「我々歯科医でも、歯ブラシだけじゃ取りきれないので、歯間ブラシとフロスは併用してます」

と言われました。

プロの歯科医の先生達ですら、「歯ブラシだけだと取りきれない」と言ってるのに、いわんや私をや、です。

そこで、さっそく歯間ブラシをその場で買いました。歯科医専用で売ってるものです。

歯と歯の隙間の大きさによってサイズを変えるそうです。私は一番小さいSSSが良いと言われました。

デンタルフロスは子ども用しか置いてなかったので、別途薬局で買いました。

実際に歯間ブラシとデンタルフロスを使ってみた

夜、歯ブラシで歯みがきをしたあと、デンタルフロス→歯間ブラシの順に使っています。

これがもう気持ちいいほど取れる取れる。

歯ブラシだけで頑張ってたのはなんだったの!?_| ̄|○

と軽く絶望するくらいです。

特に奥歯の歯の間は、よく取れました。

ちょうど虫歯になって治してもらった箇所と重なります。

原因はこれか…!!

もっと早くから歯間ブラシとデンタルフロスを使っておけば、奥歯の間の虫歯は防げたことでしょう。

さらに続けていると…

歯間ブラシとデンタルフロスを始めて1週間も経ったころ、歯間ブラシをすると軽く出血していたのが、出血しなくなりました。

さらに2週間めで気づいたのが、

あれ?私の下の前歯ってこんなに長かったって?

でした。

そして気づきました。

歯が長くなったんじゃない!

歯茎が下がったんだ!

衝撃でした。歯茎が締まるとこんなに下がるのかと。

歯周病にかかっていると歯茎はだんだん下がる。そして最終的には…

残念なことに歯周病にかかっていると、歯をの周りの骨が溶かされ、歯茎がだんだん下がり、最終的には歯が抜けてしまうのです。

たとえそれが虫歯になってない歯でも!!!(ヒィィ)

多くの方は虫歯が原因で歯が抜けてしまうと思っています。しかし、現実はそうではありません。46~55歳の方で、歯が抜ける原因の約半分が歯周病なのです。

引用元:歯周病治療|成田 歯医者/歯科|剛歯会 京成なりた駅前歯科

私も歯周病の影響で、すでに少し歯茎が下がってしまっていたのでした。恐ろしすぎる。

歯周病は歯の周りの骨を溶かす病気です。骨が溶けるとその上にある歯茎も下がり、歯が長くなったように見えてしまいます。

引用元:歯周病の症状/そのままではいけない歯茎の出血と13の症状

歯間ブラシとデンタルフロスのさらなるメリット

歯間ブラシとデンタルフロスを使うことで、歯の間や歯茎の磨き残しや歯垢が取れて、虫歯や歯周病を防ぐことができます。

それ以外にも私には良いことがありました。

あまりによく取れるので、楽しくなって歯みがきが好きになった

ことです。歯みがきって面倒ですけど、達成感があるとこんなに楽しみになるんだなと思いました。

口の中がさっぱりしますし、目に見えて歯茎の状態が良くなりますしね。

予防が一番大事

思えば妊娠前、仕事に忙殺されていたころは、自分の歯を大事にしなさすぎでした。

出張も多く、ストレスや疲れが溜まると歯が浮く感覚がありましたが、ひどくなるまで放置していたのです。

「歯医者さんは虫歯になったら行くもの」と思っていました。これは健康保険の充実した日本によくある考え方だそうです。

ですが、一度失った歯や歯の周りの骨は、二度と戻ってきません。

そういう意味では、「予防が大切」ということに、やっと気づくことができました。

これからは歯間ブラシとデンタルフロスを使って口の中を綺麗に保ち、もうこれ以上、歯と歯茎を失わないようにしたいです。

歯間ブラシとデンタルフロスを使ってない方は…

ぜひ歯医者さんに行って、選び方と使い方を教えてもらってください。

歯間ブラシは歯周病が進んでなければ不要かもしれません。

私の娘(10ヶ月)はまだ歯が生えていませんが、歯が生え揃ったら、歯ブラシとデンタルフロスの併用で歯みがきを教えたいと思います。