ビデオカメラで撮影した動画のデータをパソコン移して、元の動画データを削除したら、実はうまくパソコンに移せてなかったことが判明して…のお話。
やってしまいました!!
ビデオカメラのSDカードをパソコンに挿して、撮影したばかりの動画データをパソコンにコピーしたのですが、再生してみたら4つあるうちの1つめの動画データの再生が途中で止まってしまうことがわかりました。
間の悪いことにパソコンにコピーした直後に、SDカードに空きを作りたくて動画データを削除してしまってました。
原因はなんだろう
いつも動画データをコピーしたら、動画データの容量を見比べて、ちゃんとコピーできているか確認します。
今回も容量を見比べたのですが、今回に限って細かい端数は気にしてませんでした。
そう言えば、コピーしてる最中にフォルダの画面が1回落ちてやり直しをしたのですが、1つめの動画データはうまくコピーできていたので、2つめの動画データから改めてコピーしたのです。
フォルダの画面が落ちたときに1つめの動画データがうまくコピーしきらなかったか、破損したかしたのでしょう。
ズボラしないで最初から全部コピーし直すべきだった…!!
頭から血の気がザザザーッと引きました。
とにかく落ち着け
頭の中で「落ち着け」と唱えましたが、「とりかえしのつかないことをやってしまった!!!」と焦る気持ちで内心パニックでした。
何か方法はないかとWeb検索したところ、どうも削除したばかりなら復元できる可能性が高いことがわかりました。
参考にしたサイト
ビデオカメラから消えてしまった動画を復元する方法 | データ復旧大図鑑 – 自分で解決!ファイル復元
結論を言うと、こちらを参考にフリーソフトで無事に復元することができました。
復元が確認できるまでは、本当にドキドキそわそわ落ち着かなかったのですが、復元した動画データがちゃんと最後まで再生できることを確認したときは、ホッと胸を撫で下ろしました。
でも復元できてみると、一度削除してしまってどこにも無いようなデータが、あっさり復元できるのも肩透かしを食らったような気分でした。
一度削除したデータを復元できる理由
複数のサイトを読んでわかったことを私なりに説明してみます。
どうもデータの削除というのは、
- 本当に消し去っているのではなく見えなくしてるだけ
- 「新しいデータが来たら上書きしていいよ」って印をつけている
ということらしいですね。
例えば机の上にりんごが置いてあって、そのりんごを見えなくする魔法をかけたとします(=削除)。
机の上には何もないけど、本当は見えないだけでりんごはそこにある。だから復元ソフトを使って見えないりんごをまた見えるように魔法をかけなおせば、りんごを取り出すことができるわけです(=復元)。
ただし、新しくミカンを見えないりんごの真上に置くと、りんごは本当に消えてミカンが残る。そしたらもうりんごを復元することはできないわけです。
なので、間違えて削除してしまったデータを復元したいときは、そのSDカードやハードディスクに新たに情報を書き込まないことが大事なんですね。復元したいデータを上書きしちゃったら復元できませんもんね。
SDカードなら、速やかにカメラから抜き取っておいたほうが良さそうです。
ピンチのおかげで新しい知識が増えた
今回ピンチのおかげで、新しい知識が実感として身につきました。
データ復元のサービスやソフトがあるのは知ってたけど、原理的にはこういう仕組みだったんだなぁと。
あと、パソコンのハードディスクを処分するときに、ダミーデータを何度も上書きするというのも聞いたことがあったけど、ただ削除しただけじゃ消えない(変な日本語!)からなんですね。
復元する方法があるとは言え、過信は禁物
今回はたまたま復元できましたが、
- 再生できないのを後から知って、すでにSDカードに上書きしたあとだった
- 復元ソフトで対処できないくらいデータが壊れていた
- 削除の仕方が特殊で、上書きで塗りつぶされて本当に消されていた
といったこともあり得るわけで、やっぱり気をつけるに越したことはないですね。
今後は、動画データをコピーしたら一度再生してスライドバーを最後まで動かして、最後のほうも再生するか確認しようと思います。
本当はバックアップで2箇所にコピーするとかしたほうがいいんだろうなとは思います。
データを消してしまったら、とにかく落ちつきましょう
「しまった!」と慌てると思いますが、落ち着いて対処しましょう。
絶対にとは言えませんが、削除の直後なら復元できる可能性が高いと思います。