私が中学2年生のときに考えた、お得なピアノ上達法

thumbnail.jpg

ロールピアノできらきら星変奏曲を毎晩練習してます。中学2年生のとき考案した「お得なピアノ上達法」でやってるから毎日楽しいです。

あてんしょん!

ピアノ上達法と書きましたが、私のようにあまりピアノ熱心ではない人向きの工夫なので、ピアノ上級者の方にはあまり役に立ちません。

ご了承くださーい。

6歳から14歳まで習ったピアノ

記憶では小学校に上がる少し前のころに、自分の希望でピアノを習い始め、高校受験の勉強に集中するため、中3になる前の発表会を最後に習うのを辞めました。

自分でピアノを習いたいと言っておきながら、私はあまり熱心ではありませんでした。

週1回30分のピアノレッスンに通い続けていましたが、「毎日30分のピアノ練習」が目標だったのにあまり手がつかず、レッスン前日と当日に慌てて練習して先生の前ではボロボロ、ということが多かったです。

レッスン辞めると決めてから考えた工夫

中学2年生のときの発表会を最後にピアノレッスンを受けるのを辞めると決めたとき、最後くらいはしっかり楽しもうと、自分でピアノを楽しくする上達法を考えました。

それは…

5分でも良いから毎日ピアノに触る(弾く)

です。

これだけ。

どんなに乗り気でなくても、5分で良いから毎日ピアノに触ることだけを目標にしました。

やってみてわかったこと

「ピアノ30分」を目標にするから億劫になるのであって、「5分で良い」と自分で決めた結果、億劫がらずに毎日ピアノを弾けるようになりました。

本当に5分しか弾かない日もありましたが、それは寧ろ少なく、弾いてるうちにもっと練習したくなり、たいてい5分より長く練習することになりました。

毎日弾くと、努力以上に上達する

不思議なんですが、5分でいいからと毎日弾いてると、その日上手く弾けなかった部分が、翌日にはどういうわけか上手く弾けるようになっているのです。

指が勝手にクルクルと回って間違えずに弾けるようになっていて、自分でもびっくり。

多分弾いてない間に脳内で何かが処理されているんでしょうね。

このとき私は「顕在意識の努力でなんとかするよりも、無意識の処理に任せれば上手くいく」ことを体感しました。

顕在意識の努力としては「毎日5分弾く」ことだけに集中すれば良いと思いました。これなら楽ちん!

無意識に処理を任せるために正しくインプットする

無意識に処理を任せるなら、正しい内容をインプットしておく必要があります。

つまり誤った運指法をインプットしないようにするということです。誤った運指法をインプットすると、無意識がそれを覚えてしまうので本末転倒。

どんなにゆっくり弾いてもよいので、正しい運指法で片手ずつ覚えこませます。

片手が慣れたら両手で。片手のとき以上にゆっくりと正しく。

慣れてきたら速度を少しずつ上げますが、運指法が乱れるようならまた速度を落とす。

スピードを上げたり下げたらしながら練習していきます。両手で弾いたり片手ずつ弾いたりして、指に馴染ませていきます。

上のような練習を1回でたくさんしようとせずに、ボチボチやります。なんせ5分でいいのですから。

毎日弾くうちに勝手に上手くなる

両手ではゆっくりとしか弾けなかった箇所が、ある日突然スピードを上げて弾いてもスムーズに弾けるようになっているのです。

あら不思議!

スピードに乗せて弾ければ、音の羅列ではなく流れのある音楽になります。

音を間違えなくなれば、和音の調和とその変化が耳に届きます。

その美しさに気づくたびに、作曲者への敬意を込めて弾けるようになってきます。あたかも時を超えて作曲者と対話してるかのように。

とても楽しいです!

この楽しさに気づき、正直辞めるのが惜しくなりました。

ピアノレッスンを受けていた8年間のうち、たった半年ほどしかこの気分を味わえなかったことを悔しくも思いましたが、最後に気づけて良かったとも思いました。

当時弾いたのはショパンです。なんの曲かは忘れました。「別れの曲」だったかなー。

最後の発表会のとき、ピアノを弾く前になんと私はMCをやりました。ショパンへの敬意を語ったのです。何してんだか(笑)。

この上達法で今も弾いています

今もまさにこの方法でピアノに取り組んでいます。毎晩寝る前にロールピアノを5分。たいがい5分で終わらないけど「5分でもいい」と気楽にやってます。

そして日々、努力以上の上達を感じています。このお得な感じがいい。

きらきら星変奏曲の楽譜は8ページあって、1ヶ月ほど取り組んでまだ2ページしか弾けてないけど、着々と前に進んでます。

そしてモーツァルトのかっこよさに毎日シビレなから練習してます。音楽演奏ってなんて贅沢な趣味なんだろう。

正直、ロールピアノだと長時間弾いたら手が痛いし、タッチが違うので、早くちゃんと鍵盤のあるピアノが欲しい。

それでもロールピアノでも楽しめている。毎日弾けるのはロールピアノのおかげ。

お得なピアノ上達法、お試しください

毎日5分ピアノに触るだけ。

手軽だしお得感もありますので、ピアノ練習がなかなか続かない方はお試しください。

1月の目標

毎日ブログ1記事更新:1月は11記事め。

ピアノ:弾いたらこの記事書けた。